ちば古民家再生日誌
築後100年程経った民家の再生工事の様子をお伝えしています。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- | 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
現場調査
2005年09月10日 (土) 18:06 | 編集
<現場調査>
現地調査は間取りの採取、床下と小屋裏にもぐっての確認、柱の倒れ、鴨居の水平など調べていきました。

genbachousa_1.jpg


不慣れなため要領を得ず一度にはできなかったので、打ち合わせにいく度に少しずつ不明な点を補足していきました。
genbachousa_2.jpg

スポンサーサイト
屋根と小屋組
2005年09月10日 (土) 18:15 | 編集
<屋根と小屋組>
 小屋組は単純なサス構造です。芯が地廻りの梁から微妙にずれており、勾配も正確にはとれません。既存矩計は大体の検討で描きました。

 屋根は茅葺に波板鉄板葺き。波板は30年前に施したとのこと。
状態は悪くなく、そのまま塗装直しするだけでも十分いけそうに思いましたが、Kさんのたっての希望で張り替えることにしました。
 小屋裏からの観察では茅や竹の垂木はしっかりしているようにみえました。多少腐っていても崩れていなければ断熱材代わりになると割り切ってそのままにしました。
 鉄板裏は高熱になるので雨水の侵入さえなければ虫喰いや腐朽はありません。野地板を張ってガルバリウム鋼板横葺きとしました。
基礎と床組み
2005年09月14日 (水) 13:12 | 編集
<基礎と床組み>
 基礎は現地でとれる砂岩系の石を平角に加工して並べ、それに柱を直接建てています。石の天端はGLから5センチ上がり。これで柱の根元がほとんど腐っていない。
 材は地元産の杉。これは強いものです。土台は廻っておらず太い松丸太の大引きがあるだけです。松の大引きは数箇所虫喰いでやられていました。
yukashita_01.jpg

 これで関東大震災も経験しながら100年耐えてきたのですから本当に感心させられます。

 床下換気口は格子状の杉板張り、表側は無双式で、冬場は閉じられるようになっていました。床下の状態がいいのは開放的で風通しがいいからでしょう。表側は格子を復旧、その他は単に開けて置くだけにしました。
yukashita_02.jpg
 近頃の新築住宅は鼠一匹入らないように閉鎖することを考えるとほとんど無防備です。予算がないので構造補強は基本的に行わず、柱根元に根がらみを施すのみとしました。
軸組み
2005年10月06日 (木) 13:29 | 編集
<軸組み>
050807_3.jpg

 民家は貫構造だといわれますが、ろくに壁がない。土壁も劣化して耐力壁になっていない。これでよくもっているなと思います。
jikugumi.jpg

 差し鴨居や土間の化粧梁が小屋梁からかなり下に廻っているので、それが効いているのでしょう。

 柱倒れは鴨居~敷居で2センチ程度。全体的な台直しはとてもできません。そのままにして現場あわせでサッシを取り付けていきました。

copyright © 2004 Powered By FC2 allrights reserved. / template: hoxai
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。